必要なモバイルバッテリーだけど、とっても注意が非常に必要なモバイルバッテリー。
先日、JR上野駅に到着予定の新幹線車内で、痛ましい事故が起きました。乗客が持っていたモバイルバッテリーが突如発火し、一時騒然となり、怪我をされた方もいるとのことです。
スマートフォンやタブレットの必需品として、私たちの生活に欠かせないモバイルバッテリー。その利便性の陰に潜む「発火」という危険性について、どれくらいの人が真剣に考えているでしょうか。この事故は、決して他人事ではありません。
この記事では、新幹線での発火事故を教訓に、モバイルバッテリーが発火する原因から、今日からできる具体的な予防策、そして万が一の対処法まで、大切な命と財産を守るための知識をわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、安全なモバイルバッテリーライフを送るための参考にしてください。
なぜモバイルバッテリーは発火するのか?知っておきたい「リチウムイオン電池」の特性
モバイルバッテリーのほとんどは「リチウムイオン電池」を使用しています。この電池は、小型で大容量を実現できる優れた性能を持つ一方で、非常にデリケートな特性を持っています。発火の主な原因は、以下の3つに集約されます。
- 外部からの強い衝撃: 落とす、踏みつけるといった衝撃により、内部の構造が損傷し、ショート(短絡)を引き起こすことがあります。これが発熱・発火の最大の原因の一つです。
- 過充電・過放電: 充電が完了しても接続しっぱなしにしたり、逆に完全に使い切って放置したりすることで、電池に大きな負担がかかります。これにより内部の劣化が進み、発熱・発火のリスクが高まります。
- 高温環境での放置: 夏場の車内や直射日光の当たる場所に長時間放置すると、内部が高温になり、電池の劣化が加速します。これも発火事故に繋がる非常に危険な行為です。
今日からできる!モバイルバッテリー発火を防ぐ5つの予防策
私たちの身近な危険を回避するために、いますぐ実践できる具体的な予防策をご紹介します。
- 「PSEマーク」のある製品を選ぶ: PSEマークは、日本の電気用品安全法に基づいた安全基準を満たしている証です。安価な海外製品には注意し、必ずこのマークを確認しましょう。
- 純正品または信頼できるメーカーの充電器を使用する: 規格外の充電器を使うと、過剰な電流が流れ、バッテリーに大きな負担がかかる可能性があります。
- 強い衝撃を与えない: 普段から丁寧に扱い、カバンの中で他の物とぶつからないように工夫するなど、物理的なダメージを避けることが重要です。
- 高温環境に放置しない: 夏場の車内や直射日光の下、暖房器具の近くなど、熱くなる場所に置きっぱなしにしないように徹底しましょう。
- 膨らみや異変を感じたら使用を中止する: バッテリーが膨らんできたり、熱を異常に持ったり、異臭がしたりした場合は、すぐに使用を中止し、適切な方法で処分してください。
もしも発火してしまったら?冷静な対処が命を守る
万が一、目の前でモバイルバッテリーが発火してしまった場合、何よりも落ち着いて行動することが重要です。
- 可燃物から離す: 近くに燃えやすいもの(紙、布、プラスチックなど)があれば、すぐに遠ざけましょう。火が燃え広がるのを防ぎます。
- 水はかけない: リチウムイオン電池の火災は水をかけると化学反応でさらに激しく燃焼する可能性があるため、絶対に行わないでください。
- 火元を覆い、消火器を使う: 砂や土、耐火性の布などで火元を覆うことで窒息消火を試みましょう。火災用消火器(ABC消火器)があれば、効果的です。
旅行や出張で特に注意したい!モバイルバッテリーの賢い持ち運び方
長時間外出する旅行や出張では、モバイルバッテリーが手放せません。しかし、普段とは違う環境だからこそ、思わぬ発火リスクが潜んでいます。旅先で安心して過ごすための注意点を3つご紹介します。
- カバンの中は整理整頓を:
- 乱雑なカバンの中では、鍵や小銭、他のガジェットとバッテリーがぶつかり、物理的な衝撃が加わりやすくなります。専用のケースに入れるか、クッション性のあるポーチを活用して、バッテリーを保護しましょう。また、端子が金属と接触してショートしないよう、カバーを付けることも重要です。
- 飛行機に乗る際は手荷物に入れる:
- 飛行機での移動では、モバイルバッテリーは必ず**手荷物(機内持ち込み)**にしてください。航空法で、リチウムイオンバッテリーは預け入れ手荷物に入れることが禁じられています。気圧の変化によるバッテリーへの影響も考慮してのルールです。このルールを知らずにトラブルになるケースも多いため、必ず覚えておきましょう。
- 高温の車内やホテルの窓際に放置しない:
- 旅先では、ついうっかり車内や窓際にバッテリーを置き忘れてしまうことがあります。特に夏場の車内は50℃以上になることもあり、発火リスクが極めて高まります。充電中は発熱するため、枕元などから離し、風通しの良い場所で行うようにしましょう。
まとめ
この記事では、新幹線車内でのモバイルバッテリー発火事故を教訓に、私たちの生活に潜む危険と、安全な使い方について解説しました。
この記事でわかること
- なぜモバイルバッテリーが発火するのか、その根本原因
- 今日からできる具体的な5つの予防策
- もしも発火してしまった場合の冷静な対処法
- 旅行や出張時に特に注意すべき持ち運びのポイント
1. なぜモバイルバッテリーは発火するのか?
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、強い衝撃や高温環境、過充電・過放電によって内部が劣化し、発熱や発火を引き起こすことがあります。特に、スマートフォンやタブレットの必需品として毎日使っているからこそ、その危険性を理解することが重要です。
2. 今すぐ実践できる!5つの予防策
- 「PSEマーク」のある製品を選ぶ:日本の安全基準を満たしている証です。
- 純正品・信頼できる充電器を使う:規格外の充電器はバッテリーに負担をかけます。
- 強い衝撃を与えない:カバンの中で他の物とぶつからないように保護しましょう。
- 高温環境に放置しない:夏場の車内や直射日光の下は特に危険です。
- 膨らみや異変を感じたら使用を中止:少しでも異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
3. もしも発火してしまったら?
万が一、モバイルバッテリーが発火した場合は、慌てずに可燃物から離し、砂や耐火性の布などで覆い、窒息消火を試みてください。水をかけると逆に危険なため、絶対にやめましょう。
4. 旅行や出張での注意点
旅行中は特に、モバイルバッテリーが危険にさらされやすいです。
- カバンの中は整理整頓し、専用ケースで保護する。
- 飛行機に乗る際は、必ず手荷物(機内持ち込み)にする。
これらのポイントを押さえることで、旅先でも安心してモバイルバッテリーを使うことができます。
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